人にはそれぞれ「思い」がある。
同じ時間、同じ空間を共にしていている人たち、一人ひとりに。
ここでとても有名なテレビドラマ「北の国から」の一シーンを見てみよう。

北の国から
「子供がまだ食ってる途中でしょうが!」
https://www.youtube.com/watch?v=FIqEZrD5b_o  

 

閉店間際のラーメン屋での出来事だ。
今まで言えなかった思いをポツリポツリと語りだすジュン。
ほんの数分だけど それをじっくりかみ締め、受け止める父、ゴローさん。
店の人の目を気にしながらも ともに見守るホタル。

この家族のたどって来た長~いドラマを見てきている視聴者にとっては
とても重く大事な時間であり、シーンだ。

 

一方、伊佐山ひろ子演ずるこの店の女主人。

彼女はそんな長いドラマを見ている訳じゃない。
ここではとってもイヤな役回りに見えるかも知れないけど本当に閉店時間なのだ。

厨房でタバコを吸ってる姿が描写されてたけど
彼女のウチにも待っている子どもがいるかも知れない。

彼女はどんな気持ちでこの客たちを迎えていたんだろう?

と、こんな8分余りのドラマの一シーンでも本当に色々な思いが交差する。

 

普通に暮らしている私たちの日常の中にも
常に起こり、交差しているそれぞれの人の「気持ち」や「思い」。

当然だけど「思い」というのは自分の側から見ているものだ。
でも同じ空間を過ごしている「他の人」の気持ちはどうだろう?

このドラマじゃないけど そのシーンの当事者になってしまうとそれはなかなか難しい。
その人の隣に座って ちゃんと気持ちに寄り添って聞く人(利害関係のない)でもないと。


チャイルドラインの電話って 例えばこのドラマの役者さんのどの人からかかってきても

その人の気持ちに寄り添うんです。

なのでもちろん
「今日、閉店間際に困った客が入ってきてねぇ・・・」

と、かかってきてもです。
(ホントは子どもだけですが)

その人の「気持ち」「思い」をまず大事に。

チャイルドラインの電話ってこういうものなのです。

 

 

  チャイルドラインあいち 理事  渡辺 勉