「何かあった時」って??

「何かあった時の責任についてはどう考えますか?」
 の問いに対して

あなたならどう答えます? どう考えますか?

ちょっと自分の頭で 自分の言葉で 
そしてあなたが何らか責任のある立場の人だったとしたら・・・??

実は私、障害を持った仲間や子どもたちと街や野外に出かけて行ったり、旅行や芸術鑑賞、料理教室・お勉強会などの活動を40年以上も前からやってきたんです。
キャンプや雪遊びなども当初から結構ワイルドにやってきておりました。

    御岳休暇村での雪遊び

  京都旅行 宇治平等院にて

気の置けない仲間たちと お互いの失敗談を「アハハ!」と笑いながら語りあい、楽しい時をともに過ごしてきました。
それは とっても愉快で豊かな経験。
ともに時間を過ごしたみんな、それぞれの大きな財産になっておりました。

とはいえ、 長いことこんなことをやっていると色んなトラブルに遭遇したのは事実でありました。
例えば
私たちの乗っているバス(運転していたのは私)に斜め前を走る10トントラックのタイヤが外れてバスの前面にぶつかってきたこともありました。
さすがにこの時は驚きました。
幸い、それほど大ごとにはならずに済みましたが・・・

そんな経験をする中、
「何かあった時」って  どう考えるのか?  

考えましたよ、真剣に。
やれる準備、対策は考えられるだけは 出来るだけする。

だけどね、
「考えすぎない。」

考えすぎて歩みを止めてしまわない。
これでしたね。
考えすぎて歩みが止まったり、動きが萎縮してしまったら
楽しかったはずの場が、
そして楽しむ心が どっかに行ってしまう。

そう思ってやっておりました。

冒頭の言葉、
「何かあった時の責任についてはどう考えますか?」
 の問いに対して

NPO法人ゆめ・まち・ねっと の (画像をお借り致しました)

渡部達也さんのこんな言葉に出会いました。

「何かあった時の責任を100%回避出来る方法があります。」
「それはこんな活動をやらないことです。」
「何もやらなければ、何も起こりませんから、何かあった時の責任を問われることはありません。」

ホント、その通り!!

でも・・・
「何かあった時」  ってことを
問い詰められ、矢面に立たされることが い~っぱいあった学校現場。
対策マニュアル、対応策ばかりが次々といっぱい増え続け、
きっと先生たち自身も楽しくなくなっていたんじゃないか。
さらに、
そのおかげで子どもたちにとって大事な「楽しい経験」を奪われていったんじゃないか。
そんなことを考えてしまいました。

今回は
「何かあった時…」 って言葉から
イロイロと考えさせてもらいました。


あなたも あなたなりに考えてみて下さいね。

常務理事 渡辺 勉