「信じて待つ」ことについて

こんにちは! C.L.あいち常務理事の渡辺です。

今日は私がずっと以前、どこかで聞きかじった話で
その後、ずっと大事だなぁ・・・大事にしたいなぁ・・・
と、思ってる話をここで話させてもらいます。

それは「信じて待つ」ってことについてです。

その聞きかじった話は 鶏と卵の話。

卵は誰が産みます? そう、お母さん、雌鶏です。

では鶏は卵を産んだらどうしますか?

抱卵。 卵を温めます。

何日で孵化するでしょう?

平均三週間、21日ほどです。

でもね、雌鳥は三週間ずっと抱き続けている訳ではありません。
18、19日目になると温めるのを止めて「あることをする」のですが、
それは何でしょうか??  

ちょっとじっくり考えてみてください。

答えは
卵をクチバシで突っつく。 コツコツと突っつく。


すると何が起こるか?
内側からヒヨコも突っつく
母鳥の呼び掛けに応えてね。
そうしている内に
内側から殻が割れてヒヨコが出てくる。


ところが
18、19日目に突っついても何の反応も返ってこない時がある。
母鳥の気持ちはどんなでしょう。

そんな時、母鳥は次の「ある行為」に出ます
さて、それはどんな行為でしょうか?

ひっくり返す? もっと強く突っつく??

さ~ぁ、ここが大事。 よ~く考えてみて下さい。


答えは 「待つ」

「信じて待つ」

この鶏の話を初めて聞いた時、私はチャイルドラインに電話をかけてきてくれる
子どものことを思い浮かべてしまいました。
直接は繋がらないかも知れないけど・・・

チャイルドラインの電話の中では「沈黙」の瞬間、時間はよく起こります。
私たちチャイルドラインの受け手はこの「沈黙」の時間を大事にし、一緒に過ごします。
言葉としては出ていなくても 子どもたちの頭の中、心の中は止まってしまった訳ではありません。

止まるどころか、とてもとても沢山の動きが電話をしてきた子どもの中で動いていると思います。


だから「待つ」
一緒に考えながら「待つ」


時には受け手の方から小さな「コツコツ」をする時もあるかも知れません。
でも、基本は「待つ」。

電話の現場で「沈黙」を見つめる とか 「待つ」 というは

母鳥の18、19、20日目のこれに繋がるものがあるように私は感じています。

そう! とても大事だと思います、「信じて待つ」こと。

渡辺 でした。

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