2016年を迎えて
新年、明けましておめでとうございます
例年になく暖かな年越しとなりました。
皆さんはどんな風に2016年を迎えられたのでしょう?
年末年始、お休みをいただいていたチャイルドラインですが
今日からまた毎日電話を開設します
電話をかけてくれる子どもたちの声を
一人でも多く聴かせてもらえるよう
地道にコツコツ活動していきます
どうぞよろしくお願いいたします。
昨年末、私は中高生、若者たちとおとなが
“虐待”“いじめ”“居場所”をテーマに
“人権”を考える場に参加しました。
私は「おとなは信頼できますか?」と質問しました。
返事は「NO」でした。
「申し訳ないけれども信頼できない」と。
さらに
「どんなおとななら信頼できますか?」という質問には
「(自分にも相手にも)嘘が必要ない人」と。
ある子は
「家に居場所はありません」と
その状況をどうするのか?と
私たちに突き付けてくれました。
そうでした。
私も子どもの頃はおとなは信用してなかったし
おとなの前で良い子の姿を装って
喜ぶおとなを鼻で笑っていた時期が確かにありました。
そして、親はわかってくれないと
自分の部屋に閉じこもる、そんな時期もありました。
馬鹿な質問を、わかりきったことを訊いてしまったと
恥ずかしく思いながら
おとなになって忘れていくのであれば
やっぱり、子どもに訊きながら、教えてもらいながら
子どもたちの「今」を理解していかなくてはいけないと
改めて背筋伸ばしたのでした。
チャイルドライン支援センターでは、今年
オンライン相談のトライアルを実施します。
子どもたちが、スマホを通話ではなく
SNSやLINEなどを使うツールとしていることを受けての試みです。
子どもの環境や変化に敏感に対応しながら
子どもにとって使いやすく、安心できる
一つの居場所と認めてもらえるように。
学び、悩み、考え、進んでいける
チャイルドラインでありたいと思います。
チャイルドラインあいち
代表理事 高橋弘恵