柚子と亡き父

こんにちは、ドットちゃんです。

先日、父の故郷の山口県に行ってきました。
久々の山口でしたが、昔から変わらず山に囲まれた素朴なところで情緒があり、懐かしさでいっぱいでした。
父の生まれ育った家は300年続く旧家で、敷地も広く昔からある桜や梅、松の木などの大木がたくさん残っていました。
すると、親戚の叔母から今年もたくさん柚子がなってたから取ったよ、と言われ見てみると大振りの柚子がたくさんありました。

後で聞くと、父は昔から柚子が大好きで毎年山口から送って貰っていたそうで、自分で柚子味噌や、柚子醤油などを作っていたそうです。
そんな事は全く知らなかったのですが、私はここ4・5年とても柚子が大好きになり、柚子の香りの物や、柚子味の食べ物ばかり好む様になっていました。
何故こんなに柚子が好きになったんだろーと自分で不思議でしたが、今回山口に行って、こうゆう事だったんだと気付きました…
父が死んで23年ですが、父とつながってる気がしました。
そして父の子なんだなぁと、しみじみ思い涙が止まりませんでした。

桃栗3年、柿8年、柚子は18年と言われ、柚子は実が生るのに、18年程かかり寿命が長く200年、300年、生きるそうです。
時代が変わっても大木が生き続けている、魂が宿ってる様に思えました…
23年経って知ったのも驚きで、父への思いが儚く切なく甦ってきました。

そして、私は 今この時を生きている、生かされているのだと痛感しました。

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