自分の意見が言える1日2回の差

こんにちは!クローバーです。

嫌だなと思っても断れなかったり、本当はこうしたいと思う気持ちを伝えられなかったり、自分さえ我慢すればなど、「自分の意見が言えない」と、自覚する人は、結構多いのではないでしょうか?

そういう教育を受けてこなかった、世代の問題もあると思いますが、

これからを生きるどもたちには、自分の意見を持ち、それを伝えることができ、他の意見を取り入れて工夫ができたりと、楽しく自分らしくあってほしいと願います。

そのためにできることは、ほんの些細なことからでも、子どもの意見を聴いていくということ。

・今日はどっちの靴下を履きたい?

・今日はどっちの服を着たい?

・今日は何が食べたい?

意見を聴かれること。選択ができること。この繰り返しが大事と言われます。

どちらも、自分を尊重してもらっている。大切にしてもらっているんだ。という感覚が持てますね。

慣れてないうちは、いきなり多くの中から選び取るのは大変だけど、二択からならできそうです。

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先日、チャイルドライン支援センターの全国研修が、国立オリンピック記念青少年総合センターで2日間に渡り開催されました。その内容を、少しずつお伝えできたらと思います。〔今回はその3です。〕

建物4階から1階まで繋がる、まるで遊園地のアトラクションのような直線階段

その1.「自分を大切にするって?」

その2.「まずは大人が幸せになってください」

「子どものSOSに耳を傾け、反映する 〜子どもの権利を尊重する社会の実現に向けて~」 というテーマで、 講師は、認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ) 代表理事の甲斐田万智子さん

子ども基本法を生かす


子どもの声を聴くことが義務化されたことの利点。


子どもにも、ひとりの人間として意見表明権があると知ることで、暴力やネグレクトなど虐待から命を守ることができる。

日頃から聴かれることにより、自己決定力がつき自信が高まる。

コミュニケーション力がつき仲間が増え、孤立しないようになる。

自分の声を聴かれることで人の意見も聴くようになり、意見調整力も身につく。

意見が取り入れられ、社会がよくなる経験を積むと、更に社会参加しようと行動し責任を持つようになる。

子どもたちは、大人がなくしたビジョンを持っていて、人の心を動かし社会を変える力を持っている。

子どもの声を聴きながら子育てを行うと、対話で解決する人に育ち、暴力が減り、すべての人の人権が守られるようになる。

【家庭でできること】子どもの意見表明と参加


子どもに尋ねる。何をしたいか。何を食べたいか。どんなふうに休みを過ごしたいか。どんな人間になりたいか。そのためにどんなことをしてほしいか。どんなふうに注意してほしいか。

家庭内で問題が起きたときや、計画を立てるときなどは、家族でミーティングを行う。

家庭で1日に2回、どうしたいかを聴かれる子どもは、1年間に730回聴かれ、11歳になるまでに7300回聴かれている。

1年に1回しか聴かれない子どもは、11歳になるまでわずか10回しか聴かれず、この差はとても大きい。

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↑ こんなに極端ではないにしろ、自身の子育て中を思い返して、とても耳が痛かったのです。

子どもたちはちっとも自分の意見を言わないとか、気持ちを教えてくれないとか、子ども自身の問題と捉えていて、自分の子育てを省みていなかったという、、、

今まで意見を聴かれてこなかったのに、思春期になる頃いきなり「あなたはどうしたいの?」って求められたって、その部分が育っていないのだから言えなくて当然ですよね。

幼少期からの積み重ねは大事だと思いました。

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