まずは大人が幸せになってください
こんにちは!クローバーです。
タイトルの「まずは大人が幸せになってください」とは、川崎の子どもが言った言葉だそうです。
なんだかドキッとするのは、私だけでしょうか?
なにかと大変な子育て。
やることがたくさんあり過ぎて、予定通りに進まないといことにイライラ。
自分の心に余裕がなければ、子どもの気持ちを聴くどころではないですよね。
子どもに罪はないとわかっていても、つい怒ってしまっての自己嫌悪。
こんなことを繰り返していたような気がします。
「まずは大人が幸せになってください」は、子どもからの切実な願いかもしれません。
先日、チャイルドライン支援センターの全国研修が、国立オリンピック記念青少年総合センターで2日間に渡り開催されました。
その内容を、少しずつお伝えできたらと思います。〔今回はその2です。〕
「子どものSOSに耳を傾け、反映する 〜子どもの権利を尊重する社会の実現に向けて~」 というテーマで、 講師は、認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ) 代表理事の甲斐田万智子さん
前回の記事はこちら→「自分を大切にするって?」
日本の現状
大人の人権もないがしろになっているのかもしれない。
当たり前のことを求めていいと言う人権文化が育っておらず、自己責任を自分にも他者にも課してしまっている。
子どもの権利教育を行わなければ、性的事項決定の権利として、「ノー」といっても良いということが学べず、性暴力(性的搾取)の被害に遭い、望まない妊娠へもつながる。
子どもが直面している問題は、いずれも深刻であるにもかかわらずSOSを出せず、さらに深刻化し、貧困、ヤングケアラー、不登校、いじめ、体罰、児童虐待、性的搾取、性的虐待、マイノリティーの子どもの差別、孤立などで、自己肯定感や幸福感が低くなっている。
自死する子どもが、1日に1.4人と海外と比較してかなり高い。
このお話を聞き、とても悲しい現状だと思いました。
まずは大人が幸せになって、その姿を見せていくこと。
嫌なことは嫌と言っていい、SOSを出しても責められない世界を作っていく。
言葉と行動を一致させなければ、子どもたちは誰を見習えばいいのか迷ってしまいますね。
毎日「今日は自分を大切にできたかな?」の問いを、自分にも子どもにも、投げかけてみるのもいいですね。何かひとつでもあったら、はなまるです。
2023年もあと2日。今年もお世話になりました。
どうぞ良いお年をお迎えください。