寄付は身近になったのか?蓮舫さんのツッコミから考えてみます。
「2位じゃダメなんですか?」の発言で有名な蓮舫さんが、
先日国会でこんな指摘を・・・
「2億円以上かけて寄付は2千万円」 蓮舫氏が批判(朝日新聞デジタル3月2日記事)
<記事概要>
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・昨年10月子どもの貧困対策のために、一般市民や企業から寄付を募る「子供の未来応援基金」を国が創設した。
・集まった資金を子どもの支援活動をするNPOの支援などに充てる計画をしている。
・広報に約2億円使ったが、寄付は今年2月までに約1,949万円しか集まっていない。
・費用対効果が悪いと蓮舫さんが指摘。
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それに対して子どもの学習支援を行うNPO法人「キッズドア」代表の方が別日にブログにて反論
日本の子どもの貧困問題 広告費2億円を考える(ハフィントンポストブログ3月4日)
日本の子どもの貧困問題 広告費2億円を考える PART2(ハフィントンポストブログ3月10日)
※2本の記事とも長文ですので時間のある時に読んでみてください。
<記事要約>
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・日本人は日本国内の子どもの貧困の事を知らない、だから寄付も集まらない。
・寄付を集めるのはとても大変で、たくさんの寄付を集めるにはそれだけたくさんのコストが必要である。
・費用対効果がもっと悪い公共事業が他にもっとあるのに、なぜ「子どもの貧困対策の2億円」にのみバッシングを受けるのか?
・その理由として、与党を責めるため政治的に利用されているのではないか。
・しかし、そもそもの背景として日本では「チルドレンファースト(子ども最優先)」ではなく、「チルドレンラスト(子どものことは最後に)」の状況がある。
・だからこそ、まず日本の子どもの貧困について知ってほしい。
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特に3月4日の記事は、3,000以上のいいねと300以上のシェア、
さらに批判的なコメントも含め大きな関心が寄せられています。
寄付文化が欧米に比べ根付いていない日本でも、
2011年の東日本大震災をきっかけに徐々に変わりつつあると言われています。
最初に紹介した記事等が多くの人の関心を集めていることから、
寄付が身近になってきているのでは?と個人的には感じています。
ところで、先日の「あいサポート部」ミーティングでも、寄付の話をしました。
事務所の引っ越しにより新たに必要となった経費を、どのようにまかなうか?
あいサポート部では、これまで取り組めていなかった寄付集めに力を入れようとしています。
例えば、募金箱の作成や街頭募金の実施、
インターネット上から寄付できる仕組みづくりなどを考えており、
自分たちができる範囲から、まずはチャレンジしてみよう!と企画中です。
新しい取り組みはこのブログやホームページでお知らせしていきます!
チャイルドラインあいち 支援するには?
(書き手:あいサポート部 DAI)