春におもう
はじめまして、チャイルドラインあいちのブログへようこそ
今回、担当しますのは事務局とライン室を担当しております「丸タ」と申します
決して「丸太」ではございません
さて、早いもので2011年も3月 春を迎えました
3月、4月は出会いと別れの季節です。
チャイルドラインの電話の内容も、別れのさみしさや、新しい環境への不安の声が増えてきます。
私も先日、とても冷え込んだ3月3日。
娘の高校の卒業式に参加しました。
体育館に並んだ約400名の卒業生一人ひとりの中には、3年間のいろいろな思いが詰まっていたことでしょう
楽しい思い出だけでなく、辛い、悔しい、悲しい、さみしい思いもあったでしょうけれど、一つ一つ違う大切なかけがえのない経験です
現実には不況のあおりをうけ、途中退学していった子もいます。
たくさん就職試験を受けたのに、行き先の決まらないまま卒業する子もいます。
京大でのカンニング事件でも「母親を安心させたかった」と話していると報道されていましたが
本来なら将来への希望で胸一杯のはずの子どもたちが、親の心配をしたり、行き先が決まらず不安のまま旅立たなくてはならないのが日本の現状です。
これは、子どものせいではありません。間違いなく大人の責任だと、私は思います。
今年度、愛知県は約6万人の高校3年生が巣立っていきます。
せめて高校での3年間が、大人になっていい思い出としてふり返られるようなものであってほしいと願わずにはいられません