「突撃!隣の支え手さん」
こんにちは、きくお[B]です
子どもたちの気持ちに寄り添い、声に耳を傾ける活動をしているチャイルドライン。
チャイルドラインでは電話室で子どもの電話を受ける人が「受け手さん」。
そしてその「受け手さん」を見守り、サポート役を担っている人を「支え手さん」と呼んでいます。
このペアがあって 子どもの話(気持ち)に寄り添っていくのです。
と、いう事で今回はその「支え手」の方を紹介します。
[きくお] では、まず 自己紹介からお願いします。
[ゆず] はい、ニックネームは“ゆず”でお願いします。
子どもの頃は内気な性格で目立たない存在でした。
反抗期もあまりなくて… ある意味いい子でした(親にとっては)
趣味は映画 (名画を繰り返し観る) や ピアノ、特にクラシックが好きです。
時間があれば自由にできる1人遊びを楽しんでいます。
[きくお] なるほどね。
では、そんな ゆず さんがチャイルドラインに入るきっかけはどんな風だったんですか?
[ゆず] 新聞にボランティア募集の記事を見て心が動かされました。
当時私は娘の病気 (循環器) で悩んでいて落ち込むことがありました。
度々発作をおこして入院。
高校3年の時、医師から受験はストレスになるので来年にしましょうと言われました。
大学受験の願書受付期間でした。
娘のとった行動は周りの友達と同じように受験をすること。
諦めませんでした。 全て本人の意思に任せました。
親としては生きていてくれればいい。 ただそれだけでした
何か目にみえない力が働いているような。
娘の前向きな生き方に救われました。
こどもの声を聴くことで私の視点が変わることもあります。
[きくお] へぇ~、そんなことがあったんですか。
では、チャイルド ラインあいちの養成講座を受けて感じたことを教えてください。
[ゆず] ロールプレイを通して人間関係や考え方の違いに気付き、心を開放することが出来たことです。
[きくお] ロールプレイを通しての気づきですか。
そしてそこからの心の開放ね、なんだかとっても深い学びだったんでしょうね。
では、電話の受け手ボランティアのデビューの時はどんな感じでしたか?
[ゆず] デビューはかぜのため声が出ないというアクシデントで不安なスタートでした。
声が出るまでに10日ぐらいかかり、「私には合ってないのかも…」と悩みました。
[きくお] あらら、それは大変なスタートだったんですね。
その後はいかがですか・・・?
[ゆず] 私たち大人は子どもにとって、本当に信頼されているのか?
「チャイルドラインって意味あるの?」と、唐突に聴かれて、困惑したことがありました。
でも、子どもが話しているうちに問題を整理して自ら解決していける能力を信じて、私たちは耳を傾けています。
あくまでも主体は子ども。
じっくり待つことや無言も必要なことだと感じました。
[き] なるほど、その通りですね。
今は「支え手」として受け手さんを、そして電話室を支えておられますね。
[ゆず] 受け手さんから刺激をいただいてます。 皆さん向学心があり、魅力的な人たちです。
だから今日までこれたのかも
[き] そうなんですね。
では最後に ゆずさんがこれからやりたいことやブログを読んでいる皆さんへメッセージなどをお願いします。
[ゆず] コロナ禍で以前のように人に逢うことも制限され、孤独感を感じストレスを抱える人が多いと思います。
ステイホームで家にいて楽しめることを見つけたり、やり残したことを考えていました。
ガーデニング、パッチワークキルトと中途半端なかたちで中断しているものに気が付きます。
できることからコツコツ
継続は力なり
ボランティアも同じですね
[き] なるほど!!
ゆずさん、今日はホントにありがとうございました。
子どもの電話を受ける時、電話の受け手の他に
「支え手」って存在を置いているチャイルドライン。
「受け止める心」「寄り添う心」をよくよく理解している人が
表には出ないけど大事な役目を果たしていてくれる。
やっぱりホント素敵です、チャイルドライン。
チャイルドラインあいちに関わっている人達をガンガン紹介していく
「突撃!! 隣の受け手さん」&「隣の支え手さん」
また次回をお楽しみに~!!
#チャイルドライン
#子どもの電話
#寄り添う
#チャイルドラインあいち
#傾聴
#電話相談