『性』について学んだ一日、ステップアップ研修でした。
2月22日、ステップアップ研修を行いました。
午前は『セクシャル・マイノリティーとして生きる』と題して
NPO法人PROUD LIFE代表の安間優希さんのお話をうかがいました。
安間さんのセクシャルマイノリティとして生きてこられた経験の話から
性の多様さの話まで盛りだくさんの内容でした。
からかいの現場で「こいつはホモじゃない」という言葉。
ついつい言ってしまいそうですが、それはホモを否定することで
二重に傷つけることになってしまう。とか
勇気を出してカミングアウトしたのに周りが気を使って
そのことに触れないというのもまたある意味差別かも。など
当事者ならあたり前に感じていることがわかっていない多数派の私たち。
わからないことはちゃんと訊いて理解を深めようとする方が
よっぽど安心できるなぁと思いました。
安間さんも「何でも訊いてください」とおっしゃってました。
心に残ったのはカミングアウトする相手に選ぶ人は
決して近くにいる友だちや親ではなく
『そのことを理解してくれそうな人』を選ぶということ。
そりゃそうだ、と思うと同時にそういう人になりたいなと思いました。
午後からは助産師の清水亮さんをお迎えして
『子どもと話す性のこと~相談にどう対応~』というテーマ。
自分の『性』のイメージを洗い出して共有したり
子どもたちの性的発達から、今の子どもたちを取り巻く問題や
事例を使ってのロールプレイとこちらも盛りだくさん。
午前、午後を通して行きつくところはやっぱり『人権』
一人ひとりの違いが「OKだよ」と認められ
「どんなあなたも大切な存在だよ」と感じられる社会になるために
チャイルドラインあいちのボランティアさんたちは学び続けていくのです
ステップアップ研修担当 髙橋弘恵 でした