アリの行列

「アリの行列とボク」    4年2組 山田太郎

ボクはアリの行列 を見るのが好きだ。
アリの行列 といってもちょっと赤みのある小さいヤツだ。
少し大きめのヤツは 行列といっても間は空いているし、ちょっと気ままにフラフラしている。

その点、赤みのある小ちゃいヤツはいい。
一匹づつの間かくは狭くてきれいに並んで歩いてる。
そんなアリの行列を見つけた時、ぼくの心は「ニヤリ」とする。
持っていた荷物はどこかにおいてまずはのぞきこむ。
行列をたしかめ、その列の真上に陣取る。
もう一度列をじっくりながめながら口の中にしっかり つばをため込み、ねらいを定めて「ポタ~リ」と落下させる。
命中だ。
ボクのつばのねばり気で2匹のアリの動きが止まった。
「やったー!」という気持ちになる。
でもアリは少しモタモタした後、つばの海から脱出する。
こんな事を何回かしているとあまりつばが出なくなる。
次は水。 その次は自転車の油。
その次は・・・ 
と、この行列の道すじが途絶えるようにアリの邪魔をし続ける。

行列、そしてアリをじっと見つめ続けながら
ボクは何となく色んなことを考える。
すごく色んなことを考える。
いっぱい色んなことを考える。
何でこんな事をしたくなるんだろう?
ボクはアリにとって悪魔かな?
イジワルな心、邪悪な心を持って色んな物を天から降らす悪い宇宙人?

アリからはボクのことは見えてるのかな? などなど・・・
・・・・・
・・・・・・・ 「あっ?!」

ひょっとしたら ボクがアリなのかも。
ボクがやろうとすることをジャマすること、ふさぐこと、
なぜか次々起こって来る時がある。

あれは意地悪な悪魔?! 宇宙人??
ボクは空を見上げた。

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紹介させてもらったのは きくお[B]でした。

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