「突撃！隣の支え手さん」

こんにちは、きくお[Ｂ]です

子どもたちの気持ちに寄り添い、声に耳を傾ける活動をしているチャイルドライン。
そのチャイルドラインの電話室の中で子どもの電話を受ける人が「受け手さん」。
その「受け手さん」のサポート役を担っているのが｢支え手さん｣。
彼(女)達がいなければライン室は成り立ちません。

と、いう事で今回はその支え手の方を紹介します。

［きくお］　では べりいさん、まず 自己紹介からお願いします

べりいさんってどんな人ですか？

［べりい］　はい、こんにちは。　べりい です。

どんな人って言われると、う～ん・・・
馬鹿みたいにあつい人
ずっとチャイルドラインにいる人　　です。

［きくお］　おっと、・・・
これはすごく直球ですね。私に受け止めきれるかな（笑）

でも、ずぅ～っとチャイルドラインあいちに関わって下さっているんですね。

そんな べりいさんのあなたらしいってエピソードなどがあれば教えてください。

［べりい］　食べることは生きることと思っているので、シフトに出る時には家族の食事の用意をして　講座や研修の時にはお弁当を持参しています。

ストレスがたまると食べたくなるのでストレスにまみれていると、体重が増えます。

［きくお］　ほぉ、なるほど。　

じゃ、続いて べりいさんの子ども時代のこと、ちょっと聞かせて下さいますか？

［べりい］　父母、祖父母、叔母５人のおとなの中で６歳違いの妹が生まれるまで一人っ子のように育ちました。
とても感受性が強くて、自分以外の人に向けられた感情まで受けてしまうため、心身ともにやられてしまい、そのため身体が弱かったです。

なので　中学２年くらいまで保険室の常連でした

［きくお］　あらら、そうだったんですか。
そんな べりいさんがチャイルドラインに関わるきっかけは何だったんですか？
ちょっと具体的な事がわかれば（言える範囲で）お願いします。

［べりい］　名古屋おやこセンターの新しい事業として始まるチャイルドラインのスタッフがいないからやらないかと誘われて。（今もおやこセンターの会員です）

［き］　へぇ～！！そう。
と、いうことは発足当初からの方なんですね。
すご～い！！

では、最初の養成講座はいかがでしたか？
心に残ったポイントなどがあればお願いします。

［べりい］　おやこセンターがNPOになって会員以外の人に向かって募集した受け手養成講座に１００名を超える応募があり、その反響にびっくりしました。

初回の養成講座の開始は午後からでした。

朝からスタッフ(支え手になる人たち)は東京からお招きした講師から
チャイルドラインについての研修を受け、お昼休みにトイレで

「大変なところに来てしまった。やめるなら今しかない。」

と、思いながら手を洗っていたことは　今でもはっきりと覚えています。

［き］　そう、初回ならではの出来事、感想と言えますね。

では、実際に「電話を受ける」と、なってどうでしたか？
最初の頃の印象、エピソードをお願いします。

［べりい］　自分たちでポスターを張り、カードを配り、懸命に広報活動もして
子どもからの電話を待ちました。

今より広い電話室に　受け手、支え手、スーパーバイザーがかたずをのんで電話が鳴るのを待ちました。

こうして始まったチャイルドライン。
待った甲斐あって電話がかかり始めました・・。

その後、夜中に１本長い電話がかかってきて、終わった後、
「早く常設にしたいねえ」とその時間を共有した支え手さんがもらした言葉が忘れられません。
この時はまだトライアルで、常設のめどは立っていませんでした。
２４時間で５日間の開設だったと思います。

［き］　なるほど！

［べりい］　最初は逃げ腰の私でしたが、「ここで待っている」と宣言してしまったのだから子どもとの約束だから居続ける、と覚悟が決まりました。

［き］　すご～い！！
現在も「支え手」　のお役目を長く担われてますよね。
 「支え手」　のお役目を続けてきて感じている事 とか
普段から心掛けていること なんかがありましたら聞かせて下さい。

［べりい］　子どものためを思うのではなく、子どものことを思う おとなになること。

おとなはいるだけで何もしなくても こどもからしたら力を感じさせる存在であることをいつも心にとめておく。

そんなことかな。

［き］　う～ん、さらっと言って下さいましたが深いですね。

では、最後に そんな べりいさんの今後やっていこうと思ってることがありましたら教えて下さい。

［べりい］　　こどものまわりに 「ものわかりのいいおとな」を増やしていくこと。

頑張ろう、おとな！　　って感じです。

［きくお］　はい、なるほど。

「子どものことを思う」「あなたのそばにいるよ」って子どもに感じてもらえる　

「そんな大人を増やす！！」ですね。　

素敵で 大事ですよねぇ・・・

べりいさん、今日はホントにありがとうございました。

子どもの電話を受ける時、電話の受け手の他に

「支え手」って存在を置いているチャイルドライン。
｢受け止める心｣｢寄り添う心」をよくよく理解している人が
表には出ないけど大事な役目を果たしていてくれる。
やっぱり素敵です、チャイルドライン。

チャイルドラインあいちに関わっている人達をガンガン紹介していく
「突撃!! 隣の受け手さん」＆「隣の支え手さん」
また次回をお楽しみに～！！

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