ある男の子の小さな挑戦
こんにちは、広報部ブログチームのDAIです。
今日は、たまたま見たある男の子のお話を紹介します。
平日の16時頃、バス停での出来事です。
バスを待っていると、小学校3年生ぐらいの男の子が並んできました。
その子はきっと、学校が終わって習い事にいくのだろうと見ていました。
するとおもむろに、手に握っていた100円玉を上に放り投げ、キャッチしました。
そして、その行動をもう一度行いました。
おいおい!?それ危ないな。絶対落とすだろうな…と思ってしばらく見ていると…
案の定、3回目で上手くつかめず手からポロリ。
そのまま転がって車道に落ち、車道と歩道の間にある金属の網のフタがついた側溝に落ちてしまいました。
・・・・呆然とする子ども。
心配になって、バスの運賃はあるのとたずねるてみると、マナカがあるからバスには乗れるとのこと。
ひと安心しましたが。
その子は相変わらず、呆然としていました。
さいわいにも100円玉は見える位置にあったので、一緒に金網が外せるか試してみました。
しかし、がっちりハマった金属の網は外れませんでした。
残念ながら諦めました。大人の私は。
でも諦めきれない子どもは、そのままバスが来るまで側溝に落ちた100円玉を見続けていました。
さて、子どもって、大人からすると「何でそんなことする?」と思う行動をとる場合があると思います。
大人からしたら「考えたら、わかるでしょ!」とつい言いたくもなります。
やったら駄目なのに、ついやってしまう
やらなくちゃいけないと分かっているのに出来ない
でも、こういうことって、子どもだけではなく大人もありませんか?
この仕事は今日中にやった方がいいのに、やる気がしない。
ダイエット中だから食べない方がいいのに、ついつい食べてしまう。
実は、子どもだけでなく、私たち大人も合理的じゃないことや効率的じやないこと(つまり変なこと)をしているんじゃないかなと思います。
そこで、家に帰ってこっそり100円玉を真上に放り投げてキャッチしてみました。
投げる瞬間ちょっとドキドキして、上手くつかめると嬉しかったです(笑)
きっとあの子は学校で嬉しいことがあったのかな、それでちょっと自分に自信がもてた。
もしかして失敗するかもしれないけど小さな挑戦をしてみたかったのかも。
そんな風にあの時のあの子の気持ちを想像してみました。
そんな子どもみたいなこと!?と思われる言動も、きっとその子、その人なりの、心の動きがあってやっているんだろうな、と思った出来事でした。