セリフのない絵本

こんにちは、きくお[B]です。
私、今までこのブログの中で何冊も本の紹介やそれにまつわる話をさせてもらってきました。

   ※一番後ろにその一部がリストになっていますので見て下さい。

自分自身、本が好きだし 絵本なんかは学生の頃から沢山持っていたくらい。

で、実際子どもと一緒に絵本を読むとね、本の読み方、本の世界が拡がるんです。

子どもは、特にちっちゃいうちはお気に入りの本ができるとそればっかり。

何度も何度も読みたくなる。

同じページ、同じフレーズの所で盛り上がったり、ドキドキしたり。

そもそも絵本の世界って色んな要素があるんですよね。

まず 「絵」そのものの持っている力・インパクトや 絵が描かれていない空間から広がる想像の世界。

それから

ストーリーの展開にどんどん引き込まれる物語の世界。

また

韻を踏むセリフ回しなどによるリズム感や「音」の世界。

その子その子によって反応するものは違うし、時期によっても変わっていきますよね。

そんな中、ほとんどセリフのない絵本もたくさん存在します。

今回、ウチの子どもが大好きだったものをひとつ紹介させてもらいます。

それは

「おふろやさん」    作・絵:西村繁男  福音館書店

これには最初に少しだけの言葉がありますがあとは全くセリフなし。

あっちゃん親子4人がちょっとレトロなお風呂屋さんに行く というだけのお話です。

でもその中にはお風呂屋さんに集まる沢山の登場人物が生き生きと描かれています。

親子でこの本を一緒に見ていると いっぱいの発見があります。

子どもに見えているもの、大人に見えていること。

今日、初めて見つかるものもあったりします。

面白いですよ~、 あなたも是非身近な子どもと一緒にこの本を!!

この「親子で読書」という空間にはこんなことが起こります。

一緒に同じ世界に入り込むことから いろんなものが共有出来てきます。

だけど同じ絵を前にしているのに 見えているもの、感じるものが微妙に違ったりするのも感じることができます。

そしてこのことから「ちっちゃな対話」の始まりが生まれてくるんですよね。

※大人と子どもじゃなく、人と人としての・・・

これが素敵だし、大事だと私はとても強く感じています。

 

〈ここからはちょっと違う話に〉

このチャイルドラインあいちの地元に 

なるかわしんご という絵本作家さんがおられます。

彼もまたセリフのない絵本を作られています。

そして絵本を作るだけではなく、色んな取り組みを精力的に行われています。

是非、注目してあげて下さい。


(おまけ) きくお[B]が過去紹介した本 などに関わるのブログリスト

☆ 「びゅんびゅんこまがまわったら」 

  宮川ひろ 林明子

☆ 「なつみはなんにでもなれる」

   ヨシタケシンスケ

☆ 「あの日、君と」

☆ 「子どもによる子どものための子どもの権利条約」 

    小口尚子 福岡鮎美

☆ 「ぼくはいつでもぼくだった」 
   いっこく堂


https://cl-aichi.net/supporter/zakki/2013/03/27/1286/

☆ 「家事する男の作り方」
百世瑛衣乎


 https://cl-aichi.net/supporter/zakki/2013/02/07/1279/


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