自分を大切にするって?
こんにちは!クローバーです。
いきなりですが、「自分を大切に」という言葉をどう思いますか?
子どもたちにはピンと来ない言葉のようです。
実際、私自身も最近になってようやく、その意味が分かってきたような気がするのです。
先日、チャイルドライン支援センターの全国研修が、国立オリンピック記念青少年総合センターで2日間に渡り開催されました。
その内容を、少しずつお伝えできたらと思います。
「子どものSOSに耳を傾け、反映する 〜子どもの権利を尊重する社会の実現に向けて~」 というテーマで、 講師は、認定NPO法人国際子ども権利センター(シーライツ) 代表理事の甲斐田万智子さん
私は「権利」という言葉を聞いただけで、難しいと感じてしまうタイプです(苦笑)
でも、本当はとっても身近で「自分を大切に」しながら生きていく、土台となるものだと実感できました。
まずは海外の例から。
子どもたちが「権利」の知識を得たことで、インドなどでは搾取や暴力にノーと言えたり、ネパールやカンボジアでは、児童労働、出稼ぎ、児童婚にノーと訴える力が持てたり、以前は言えなかった、人身売買や性的搾取について意見を言うことができるようになったそうです。
そして驚いたのは、雇用者からのレイプ被害に遭うことも少なくないらしく、その場合は、体液のついた衣服を捨てずにとっておいて証拠にすることなど、被害に遭った時にどうするかも教えているのだそう。
あってほしくはないけど、そうなってしまった時にどうするかを伝える。それは、「あなたは悪くないんだよ」「どうしていくか一緒に考えようね」というメッセージにもなると思うんです。これはとても大切なことだと思いました。
「子どもの権利=わがまま」論。どう思いますか? わがまま=ありのままと考えることもできます。権利を知った子どもたちは、貧しいから仕方ないと諦めることなく、学校を辞めたくない。危険な目に会いたくない。と言えるようになり、危険で搾取される人生ではなく、自分の可能性を広げ、様々な選択肢から人生を選び取っていけるようになると言います。
これこそが「自分を大切にする」という事ではないでしょうか。
気持ちをちゃんと聴かれること。意見をちゃんと言えることで、権利を大切にされたと言う感覚が持て、他の人たちのことも大切に考えられるようになる。
私は、今まで意識してやってこなかっただけに、日々子どもたちと接する中での戸惑いはありますが、子どもの権利を知った大人として、子どもの気持ちや意思を尊重することを心がけていきたいと思います。
つぎへ続く(予定(^^;)
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